皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
PENTAX初のフルサイズ機ことK-1が発売されてから2年…早くもマイナーチェンジ版のK-1 MarkIIが登場いたしました。
従来のK-1では常用ISO感度が100~204800でしたが、K-1 MarkIIではさらに高感度側が拡張され、驚異の100~819200へとパワーアップを果たしたのです。
とはいっても、いったいどのぐらいのISO感度までが実用範囲なのでしょうか…ちょっくら検証してみました。
PENTAX K-1 MarkIIの常用ISO感度について
冒頭でも紹介した通り、K-1 MarkIIの常用ISO感度は100~819200となります。
2018年現在、デジタル一眼カメラの中では常用ISO感度の範囲がもっとも広いカメラとなっています。
拡張感度まで含めると、設定可能なISO感度がもっとも広いカメラはNikon D5(50〜3280000)となります。
初代K-1と比較すると高感度域が2段分(K-1は最高204800)広がりましたが、これはアクセラレーターユニットが搭載されたことでノイズ除去がより効果的に行われるようになったためだと思われます。
常用ISO感度の上限が6400だったK-xからPENTAXを使っている身からすると、いったいこの8年間でどれだけ進化したんだよと驚きを隠せないわけですw
PENTAX K-1 MarkIIの高感度耐性を検証
そんなこんなで初代K-1よりもさらに高感度域が広くなったK-1 MarkIIですが、実力の程はいかがなものでしょうか。
また、実用的なISO感度の限界ラインも気になるところです。
そんなわけで、実際にISO100~819200の範囲で1段ずつISO感度を変えながら撮影を行い、ノイズの影響について検証してみました。
なお、検証はK-1 MarkIIとD FA28-105mmF3.5-5.6 ED DC WRの組み合わせとし、撮影モードは絞り優先モード(F8.0に固定)で行なっています。
ISO100~800
まずはウォーミングアップを兼ねてISO100~800からいってみましょう。
ここまでで3段分の差がありますが、特に目立ったノイズは見受けられません。
フォーサーズ機であればISO800ぐらいともなるとノイズが少し目立ってきますが、そこはやっぱりフルサイズセンサーと言わんばかりの実力を見せつけてくれます。
ISO1600~12800
ISO1600~12800に引き上げると、写真への影響はどうなるでしょうか。
K-1ではISO6400になると輝度ノイズが目立ち始めていましたが、K-1 MarkIIではかなり抑えられています。
ISO12800になると輝度ノイズによるザラザラ感が出てきますが、これだけ高感度を引き上げてもノイズがあまり目立たないのは驚きです。
ISO25600~204800
さらにISO感度を上げ、ISO25600~204800にするとどうなるでしょうか。
K-1ではISO51200ぐらいからカラーノイズが目立ち始めていましたが、K-1 MarkIIでは102400でもカラーノイズはかなり抑えられている印象。
このあたりはアクセラレーターユニットによる効果が見てとれるんじゃないでしょうか。
さすがに204800まで引き上げるとカラーノイズが目立ってきますが、それでもK-1よりも幾分抑えられています。
ISO409600~819200
さあ、ここからはいよいよ初代K-1には存在しない領域に突入してまいります。
カラーノイズはISO204800からさらに増え、ディテールも失われています。
ここまでくるとさすがにネタの域…縮小してもノイズがかなり目立つので、実際に使うことはまずないでしょうw
実用限界はISO25600(個人差あり)
ということで、ここまでK-1 MarkIIの高感度耐性について検証してまいりました。
このあたりについては個人で許容範囲が変わってきますが、実用的な限界値はISO25600ぐらいかなと思われます。(Webでの利用であればISO51200ぐらいでも問題なさそう)
アクセラレーターユニットにより、K-1か約1段分強化された印象。
たかが1段、されど1段かもしれませんが、暗所での撮影時に少しでも有利になるのは大変にありがたいものです。
まとめ
K-1のマイナーチェンジモデルであり、常用感度の高感度側がさらに引き上げられたK-1 MarkII。
アクセラレーターユニットの搭載によって、初代K-1と比較してノイズ耐性がさらに向上しているという結果となりました。
個人差はありますが、ISO25600(縮小してのWeb利用であればISO51200も可)ぐらいまでは十分に実用的なレベルじゃないかなと思います。
これからK-1 MarkIIへの買い替えなどを検討されている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m