皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
後継機のE-PL8が発売されたものの、未だに人気の高いミラーレス一眼カメラであるOLYMPUS PEN Lite E-PL7。
2014年に発売されたこともあって、最近は価格もだいぶ下がり、この機会に購入を考えている方もいらっしゃるかと思います。
E-PL7の外観や画質、使い勝手はどのようなものなのか、レビューがてら紹介いたします。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7の良い点、イマイチな点
良い点
- 小型で軽量
- 180度回転式チルト液晶
- タッチシャッター機能
- Wi-Fi内臓
- ローパスフィルターレス
- 防塵対応
イマイチな点
- センサーがフォーサーズと小さめなので、画質はやや控えめ
- バッテリーの消耗が早い
- 内臓ストロボがない(別途、付属の外部ストロボを取り付ける必要あり)
- ファインダー(別売)とストロボの両立ができない
OLYMPUS PEN Lite E-PL7項目別レビュー
外観
まずは正面。初心者モデルの一眼カメラにはプラスチック素材が多く使われることが多く、見た目が安っぽくなる傾向にありますが、E-PL7は女性をターゲットにしていることもあり、デザインには高級感があります。
上から見た図。「モードダイヤル」「コントロールダイヤル」「電源ボタン」という構成になっていて、一眼レフカメラのような操作感で使うことができます。
モードダイヤル横のホットシューカバーにはスピードライト(付属)や電子ビューファインダーを取り付けることができます。(イマイチな点でも挙げましたが、スピードライトと電子ビューファインダーを両立させることは不可)
続いては背面。E-PL7は初心者をターゲットとしていることから、操作系は比較的シンプルにまとまっている印象です。タッチパネルにも対応しています。
背面の液晶は可動式のチルト液晶で、横構図での使用時にはローアングルやハイアングルでの撮影もしやすいようになっています。
PENTAX K-1の変態液晶もといフレキシブルチルト液晶のような縦構図でのローアングルやハイアングル撮影には対応していませんが、撮影の幅が広がるのでありがたい機能です。
そしてこの液晶は180度回転するタイプとなっていて、自撮り(セルフィー)を行う際に便利です。
他の180度回転液晶を持つカメラと異なり、画面が下側に回転するタイプとなっています。このあたりは好みの問題になるかと思いますので、デートやお出かけなどで自撮りをされる予定の方は意識しておくと良さそうです。
E-PL7はセンサーサイズがフォーサーズ(4/3)ということで、サイズは非常に小型でコンパクト!
1/1.7型センサーのPENTAX Q-S1よりはさすがに一回り大きいですが、それでも十分に小型です。重量も357g(バッテリーおよびSDカード込み)ですので、気軽に持ち運びすることができます。
せっかくなので、僕のメイン機であるPENTAX K-1ともサイズを比べてみました。
こうしてみると、E-PL7のコンパクトさがより一層際立ちますねー。
画質
さすがにPENTAX K-1のようなフルサイズ機には遠く及ばないものの、初心者モデルのフォーサーズ機には珍しくローパスフィルターレスということもあり、解像感は良好です。
描写についてはちょっと無理やり作っている感が垣間見えますが、そこはE-PL7の良さとして割り切りが大事かなと思っているところでもあります。(センサーサイズはやっぱり正義かw)
ISO感度については個人差はありますが、1600〜3200が限度といったところでしょうか。薄暗い屋内での撮影は少し厳しいかなという印象です。(クリップオンストロボを併用すると、屋内撮影も多少はこなせるかと思われます)
使い勝手
E-PL7のボディはかなり小型ではあるものの、前面と背面にそれぞれグリップが付いているため、ホールド感は個人的には良好です。たぶん女性が持つとしっくりくると思いますが、手が比較的大きい男性でも問題ないかなという印象です。
Wi-Fiはカメラ内蔵式で、撮ってすぐにスマホ転送→SNS投稿の流れができるのはありがたいです。
2017年現在では一般的となったWi-Fi機能ですが、E-PL7の発売当初はまだそれほどカメラのWi-Fi機能は普及していなかったことを考えると、当時からSNS投稿なんかを意識していたことが伺えます。
タッチシャッターは結構便利!スマホ感覚でフォーカスポイントをタッチで選び、そのままシャッターが切れるのはありがたい限りです。シャッターラグもさほど感じられないですねー。
このタッチシャッターはデートなどで周囲の方に記念撮影をお願いするときも、シャッターボタンを扱い慣れていない方(主にスマホカメラのみを使っている方)にも格段に頼みやすくなりそうです。
PENTAX K-1でもフル活用していたチルト液晶はやっぱり便利で、ローアングルやハイハングルでの撮影に一役かっています。
また、E-PL7の液晶は180度回転にも対応していますが、下側に回転することで自撮りするときにタッチシャッターが使えるので、個人的には結構便利だと思っています。(液晶が下側に回るのは好みが分かれるところですね)
E-PL7は初心者向け&女性向けのミラーレス一眼カメラということで、アートフィルターも多数用意されています。以下はほんの一部ですがアートフィルターでの撮影例を紹介します。
バッテリー
液晶(ライブビュー)を使うカメラの宿命ですが、バッテリーの持ちは良くないです。(カタログスペックでPENTAX K-1:約760枚、E-PL7:約360枚)
たくさんの枚数を撮影される方は、別途予備のバッテリーを備えておくと安心かと思います。
携帯性
以前使っていたPENTAX Q-S1と比較するとずっしりきますが、ボディ単体(バッテリーおよびSDカード込み)で357g、レンズキット付属のM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLVを装着しても452gと、携帯性は抜群!
ファッションバッグや通勤カバンにも忍ばせることもでき、気軽に持ち出せるのはE-PL7の最大のメリットです。
作例(随時更新)
実際にE-PL7を使って撮影した写真です。作例として参考にしていただければ幸いです。
※OLYMPUS PEN Lite E-PL7+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZにて撮影
製品紹介・詳細スペック(公式)
OLYMPUS PEN Lite E-PL7 | PEN | オリンパス
総評
OLYMPUS PEN Lite E-PL7は高級感のあるデザイン、持ち運びのしやすさ、液晶周りの充実した機能、遊べるアートフィルターといった、フルサイズ一眼レフ機にはない魅力がたっぷり詰まった、デザインと実力を兼ねそろえたカメラだなーという印象です。
特にデート用やちょっとしたお出かけ、通勤時のスナップ撮影用に使うカメラとして最適ですねー。